患者さまへ

造血器腫瘍とは

造血幹細胞やリンパ球、Bリンパ球から分化した形質細胞が悪性化(=がん化)したものが
「白血病」や「悪性リンパ腫」「多発性骨髄腫」で、「血液のがん」とも呼ばれます。

骨髄で白血球・赤血球・血小板のもとになる細胞(造血幹細胞)が悪性化したものを白血病、形質細胞が悪性化したものを多発性骨髄腫、リンパ節やリンパ組織でリンパ球が悪性化したものを悪性リンパ腫と言うこともできます。 白血病では、悪性(がん)化した細胞が本来健康ならばリンパ球になる細胞の場合「リンパ性白血病」、それ以外の細胞(リンパ球以外の白血球、赤血球、血小板)の場合「骨髄性白血病」の病名がつきます。

 

診療内容

血液疾患は赤血球が減少する貧血性疾患、白血病やリンパ腫などの造血器腫瘍、そして血小板や凝固因子の異常による出血性 疾患に大きく分類されます。当科ではそれらの血液疾患の中でも特に白血病、悪性リンパ腫等の造血器腫瘍と再生不良性貧血、骨髄異形成症候群などの造血障害 を中心に診療を行っています。それらの疾患に対して必要に応じ、自家幹細胞移植、同種幹細胞移植も行っています。
 当科では、6床の造血幹細胞移植用無菌病室(クラス100)の他30床のクラス10,000の無菌室を備えています。患者様の診療は、血液専門の医師が 担当し、十分なインフォームドコンセントのうえ、適切な医療を常に心がけています。また、全国組織の治療研究グループに参加し、各種疾患の最先端医療を提 供できるよう努めています。

 

関連研究会
日本成人白血病治療共同研究グループ Japan Adult Leukemia Study Group (JALSG) 
・成人リンパ腫治療研究会 Adult Lymphoma Treatment Study Group (ATLSG) 
関東造血幹細胞移植共同研究グループ Kanto Study Group of Cell Therapy KSGCT)
・お茶の水血液検討会 Ochanomizu Blood Study Committee 
NK腫瘍研究会 NK-cell Tumor Study Group (NKTSG)
・IVL研究会
・CD5+DLBCL治療研究会

 

病棟 1

 

対象疾患

■当診療科の対象疾患は次のようになっております

・貧血(再生不良性貧血・骨髄異形成症候群)
・急性白血病、慢性白血病
・骨髄増殖性疾患(真性多血症・本態性血小板血症・骨髄線維症など)
・悪性リンパ腫(ホジキン病、非ホジキンリンパ腫など)

■当診療科では次のような症状を扱っております

・健康診断で白血球、赤血球、血小板に異常があると言われた
・顔色が青白いと言われる
・動悸、息切れ、めまいを感じる
・リンパ節が腫れている
・あざ(紫斑)ができやすい

診療スタッフ

当科スタッフについては下記リンク先で紹介しております

 

診療実績

■2012年度(2012年4月1日から2013年3月31日まで)の診療実績

新入院患者数
274人
外来患者数
7,853人
一日平均外来患者数(休日を除く)
26.7人

■主な血液疾患の新患数

1.悪性リンパ腫新患数
104人
  ホジキンリンパ腫
8人
  非ホジキンリンパ腫
96人
2.急性白血病新患数
14人
  急性骨髄性白血病
14人
  急性リンパ性白血病
0人
3.慢性骨髄性白血病新患数
4人
4.骨髄異形成症候群新患数
18人
5.再生不良性貧血新患数
4人
6.本態性血小板血症新患数
1人
7.骨髄線維症新患数
0人

■造血幹細胞移植実績

1.同種移植
9例
  骨髄移植
7例
  臍帯血移植
0例
  末梢血幹細胞移植
2例
2.自家移植
7例
  末梢血幹細胞移植
7例

 

関連施設

・ 埼玉医科大学病院

・ 小川赤十字病院

・ 秩父第一病院